iPhone修理日記
2017年10月13日 水没した上トラックに踏まれてしまったアイフォン6s
アイフォン修理の成田也 中目黒店です。
今回持ち込まれたのは、雨で水没した上にトラックに踏まれてしまったというiPhone6s。
処置としては水没修理、(直れば)液晶画面とバッテリー交換になります。
しかしひどい状況ですね...。(画像参照)
液晶画面が粉々になって真っ白になっちゃっています。
本来は黒いはずなのですが...
ここまでひどい状態のアイフォンは初めて見ました。
本体がひしゃげて基板が曲がってしまっていますので、おそらく復旧はしないと思いますがやって見なければわかりませんからね。
水没復旧処置としてとりあえず基板を外して洗ってみましょう。
水没復旧の基本は超音波洗浄機による基板の洗浄。
なぜ洗うと復旧する可能性があるのかと言いますと、基板やその他の部分に水が付着した状態で電気を通すとショートしてしまいます。
その際、基板が焦げて白い不純物が付着してしまうのです。
この不純物が電流を阻害して不通となって、電源が付かなくなってしまっている可能性が高いです。
そのためこちらの不純物を洗い流すことにより復旧する可能性があるのです。
というわけで基板を外す作業を開始。
基板に付いている蓋やネジを外していくわけなんですが、ところどころ基板にヒビが入っていたり汚れていたりと見れば見るほど絶望的な状況です...。
ただやって見なければわかりませんからね。(2回目)
黙々と作業を進めていきます。
基板を外し終わり、いよいよ洗浄開始。
いつもはリスクが高いのでやりませんが、汚れがひどいので丁寧にブラッシングしていきます。
さて、パッと見はキレイになりましたがどうでしょうか。
元のフレームは曲がってしまっているので、当店のパーツストックにあったフレームに取り付けていきます。
バッテリーなども、もちろん元の物はダメになってしまっているので新しい物を仮付けします。
さあとうとう組み上がりました。
見た目だけはかなり綺麗になりましたが果たして...
祈るような気持ちで電源オン。
…
…
…
やはりだめでした(;;)
薄々は勘づいていましたがとても残念です...
今回は惜しくも直りませんでしたが「これ直るの?」というものも直った例がありますので、諦めずにとりあえずお持ち頂ければと思います。
諦めていたものも案外直ってしまうかもしれませんよ。
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